塗装工事・施工実績

はなみずきホール 大規模修繕工事

コンクリート打ち放しのモダンなセレモニー会館

墨田区にある地上5階建て、コンクリート打ち放しのモダンな葬儀会場です。下地補修、シーリング、塗装、防水の大規模修繕工事を行いました。コンクリート打ち放しの風合いを消さぬよう、オーナー様と何度も慎重に色のテストを重ねて参りました。

打診チェックをし、浮きや剥がれがみられるところは補修を行います。ここでしっかりと補修をしておかないと、いくら上から綺麗に塗装をしても剥がれや雨漏りの原因になります。
今回は鉄筋の錆を取り除いた後、コンクリート表面に塗布するだけで内部の鉄筋を防錆できる『ペガサビン』を塗布しました。
実験によるとペガサビン入りの場合、半年経っても錆が発生せず、優れた防錆性能があることがわかりました。

お客様の理想に近づける為、実際に色見のチェックを行います。
同じグレーでも薄いものから濃い色まで様々です。
それをどこまで理想に近づけるかは慎重にテストを行うのが重要です。

では実際にコンクリート表面に塗料を塗っていきます。
まずSクリートアップという下地の役割を持っている塗料を塗布します。

この塗料を塗布することで、上塗り塗料の付着強化が大幅にアップするのはもちろんですが、このSクリートアップ自体が高性能なんです。

ナノ粒子がコンクリートの内部深くまで素早く浸透し、劣化してクラックが生じたコンクリートを健やかに回復させることができるのです。

次にSクリートカラーを塗布します。

このカラーの特徴は、コンクリート打ち放し向けの半透明色調整材です。耐候性・退色性・施行性に優れ、コンクリート打ち放しの風合いを損なわず、補修跡などの色違いを自然な風合いで色調整できます。

経年劣化した古いコンクリートにSクリートカラーを塗布すると、コンクリートの表面がよみがえり、新築同様の仕上がり感になります。

SクリートアップおよびSクリートカラーとの組み合わせにより防水効果が高まり、構造物の長寿命化を実現し、美観も蘇ります。

Sクリートカラーは平均的な薄めのコンクリート色に調色されています。よってお客様の希望色にする為、専用液体無機顔料で現場にて絶妙な調色を行います。その為、前もっての色見テストが重要になります。

フェルト材にて叩き塗りをし、コンクリート打ちっ放しの自然な風合いを出していきます。

最後に倍希釈した標準色をローラーにて全面に1回塗布して仕上げます。

仕上げに耐候性にも優れ、長期間に渡って塗布面を保護してくれる、Sクリートガードを塗布します。

超撥水力により、黒カビや雨垂れで黒ずんでしまったコンクリート面やタイル面も、強固に守ることができます。

Sクリートガードは建物の美しさと強さを保つことが可能です。

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