バルコニーの防水工事

コンクリート打ちっ放しの建物で、バルコニーの防水工事はどうされておりますか?
既存の防水層が、FRP防水なのか?ウレタン塗膜防水なのか?塩ビシート防水なのか?アスファルト防水(シンダーコンクリート)なのか?で施工方法は変わると思います。

今回は、コンクリート打ちっ放しで多いアスファルト防水(シンダーコンクリート押さえ)だった場合について書きます。

アスファルト防水(押さえコンクリート)とは

アスファルト防水という防水工事を行った上に、特殊なコンクリートを上に乗せております。コンクリートを壊すと下から防水層が出てくるのがこのアスファルト防水の押さえコンクリート仕上げです。この押さえコンクリ―トに使用するコンクリートは、シンダーコンクリートと呼ばれ主に石炭の燃えカスを混ぜたコンクリートで通常のコンクリートより軽量化されております。

  • 従来の工事
  • 問題点

通常は、ウレタン塗膜防水で工事を行う事が多いです。また屋上やルーフバルコニーなど建物から上がってくる水分(水蒸気など)がある場合は防水層が膨れてしまう可能性があるため、通気緩衝工法を行う事があります。費用は、平米で5,000円~10,000円でバルコニー1カ所の工事で7~10万円ほどが相場です。

見た目が大きく変わります。防水層がゴム状になるため、コンクリート打ちっ放しの中で目立ってしまいます。外から見えない場所や人が使用しない部分なら特に気にはなりません。また、通気緩衝工法となると脱気筒をつけるため、バルコニーやルーフバルコニーに小さな煙突のような物がつきます。これもまた見た目を悪くしてしまいます。

  • 当社の方法
  • 注意点

撥水剤を使用し防水工事を行います。見た目は変わりませんが、ジョイント目地・伸縮目地がある場合はシーリングで打ち替えるか必要があります。見た目を気にする場合はモルタル等で補修する場合もありますが、モルタル等で対応すると劣化した時にひび割れが入ります。費用はウレタン塗膜防水の半分前後で対応が可能で耐久年数も10年~あります。使用方法により若干の違いはあります。

見た目はまったく変わらず使用でき費用も抑えられますが、ウレタン塗膜防水同様でこの工事が防水工事となるため、瀬古王後は水を完全に弾きます。よって今までシンダーコンクリートの場合は水がある程度は染みていたものが全て弾かれてしまいますので、汚水などが流れた場合は汚れが目立ちます。

この方法で工事を行う事により、従来のように施工後のイメージが違っていたって事は無くなります。

既存防水層が何かによって、バルコニーやルーフバルコニーの防水工事は異なりますので全てにこの方法が使用できるわけではありません。

今回の撥水剤で工事を行った後に水を垂らすと下記のようになります。

 

撥水力が強いので、水が別の生き物のようになります。

費用を安く抑えて見た目や機能性にこだわる方にオススメの方法です。

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